新型コロナウイルス(新型肺炎)の感染者が世界、日本でも増えています。
新型コロナウイルスにかからないためにも気になるのは「新型コロナウイルスの感染力は強い?弱い?」「新型コロナウイルスはインフルエンザと比較しての感染力は?」といったことではないでしょうか。
そこで今回まとめた内容がこちら
- 新型コロナウイルスの感染力は強いのか弱いのか
- 新型コロナウイルスはインフルエンザと比較しての感染力は?
この記事を読んで新型コロナウイルスについて正しく学んで予防に努めましょう。
新型コロナウイルスの感染力は強いのか弱いのか
国立国際医療研究センター 国際感染症センター 感染症専門医 忽那賢志によりますと、以下の記事で新型コロナウイルスの感染力について以下のように述べております。
これまでの患者の発生状況などから、新型コロナウイルスの基本再生産数は1.4-2.5と暫定的に見積もられています。
1人の感染者からだいたい2,3人に感染するということになります。

新型コロナウイルスは他の病気と比べて特別に感染力が高い、というわけではなさそうです。
ただし、1人から1.4-2.5人に感染する、ということは感染の拡大が進んだ場合には人から人へと倍々に感染が広がっていくため、10人の感染が20人、40人、80人、160人、320人、640人、1280人、2560人、5120人、10250人、、、と短い期間で爆発的に広まっていきますので感染者が少ないうちでの対策が重要であると思われます。
スーパースプレッダーの存在
また、スーパースプレッダーとは感染症を多くの人に拡散してしまう、インフルエンサーのような人のことで、スーパースプレッダーの存在により急激に感染者が増加してしまうことがあります。
病院の中であったりと閉鎖的な空間の中で急激に広がることがあります。
また、日本ではクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で61名が集団的に感染したとの報道もあり、1人から数十人、数百人へと感染することもあるということです。
新型コロナウイルスは決して感染力が弱いから安心だ、というわけではないように思われます。
新型コロナウイルスとインフルエンザの比較
新型コロナウイルスとインフルエンザの比較について、一番の違いは致死率の高さにあります。
※日本経済新聞の記事より

インフルエンザの致死率が0.1%以下なのに対し、新型コロナウイルスの致死率が2-3%と少なくとも20倍-30倍の致死率となっております。
新型コロナウイルスの症状
新型コロナウイルスの症状としてはインフルエンザに近く、発熱、咳、筋肉痛・だるさなどが主な症状です。
ただ、インフルエンザと比較して新型コロナウイルスには重症化、という特徴もあり、重症化の場合には以下のような経過をたどることがわかってきております。
発症してから入院し、重症化するまでの典型的な経過についても分かってきました。
発症からしばらくは症状は軽く、発症から1週間くらいで症状が強くなり入院、8日目くらいに呼吸苦が出現、重症例では9日目くらいから急性呼吸促迫症候群という合併症を起こし、10日目以降に集中治療室に入室するという経過のようです。
新型コロナウイルスで重症化しやすい人は、糖尿病などの持病を持っていたり、高齢者であったりする事が多く、特にそういった人には特段の注意が必要です。
まとめ
今回この記事では新型コロナウイルスの感染力が強いのか弱いのか、またインフルエンザとの比較についてまとめました。
- 新型コロナウイルスの感染力は他と比べて特段高くはないが、スーパースプレッダーと呼ばれる人により一気に拡散する可能性がある
- 新型コロナウイルスはインフルエンザと比べて致死率が高い、という特徴があり、新型コロナウイルスの重症化には注意が必要
といったことがわかりました。
この記事をよんで新型コロナウイルスへの正しい理解と万全な対策に勤めましょう。
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